(日刊SPA!週刊SPA! 1月18日(月) より)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160118-00968855-sspa-soci
年金減額、定年の引き上げなど引退時期すら見えない現代。男が40歳を過ぎたら、生活破綻せず老後まで生き抜くためにすべきことをファイナンシャル・プランナーの藤川太氏に聞いた。
「まずは現状を把握するため『今の仕事を60代でも続けられるか』を考えること。会社に残るなら先輩たちがどうなっているかを参考に、見習うべき点や反面 教師にするべき点の見極めを。逆に仕事を変えたいなら、リスクを覚悟で転職するか副業を始めるなど早急な対応が必要です。さらに現状の支出も知るため、月 1回は夫婦で経営会議をして収支共有しましょう」
現状を認識したら、次には支出の見直しを。なかでも、押さえておきたいのが住宅ローンと保険。
「今は金利が史上最低水準なので、住宅ローンの借り換えは絶対に検討するべきです。あと、加入以来一度も保険を見直ししてない人は、プロに頼んで、自分に必要な保険と不要な保険の選別を。面倒ですが、うまくいけば数百万円は効果が出ると思います」
育ち盛りの子供がいることが多い40代にとって負担が大きいのが「教育費」。だが、これは減らせる支出だと藤川氏は指摘する。
「習い事や私立が悪いとは思いませんが、教育費は闇雲に払うのではなく子供の将来の夢に直結するものだけに絞るのが得策です」
どうしても支出が減らせないという人は、最終手段として妻の親との同居を検討するのがいい。
「最近、都心部でマスオさん夫が増えています。家賃や住宅ローンの支出を減らせるし、妻の実家なら嫁姑問題も回避できますからね」
そして、親が元気な間にやるべきが遺言状の作成だ。
「遺言状は書面にせずとも、家族間で認識を共有するだけでOK。あとは投資も大事です。老後資金をつくるためには貯金だけでは不十分。1万円程度の投資信託からでいいので、挑戦してほしいです」
<老後資金を貯めるために即やるべきことリスト>
(1)今の仕事が60代でもできるのか考える
(2)会社の先輩を参考にする
(3)低金利のうちに住宅ローンを借り換え
(4)プロに保険の見直しをしてもらう
(5)子供のムダな習い事をやめる
(6)夫婦で月に一度“経営会議”を開く
(7)ちょこちょこ買いをやめる
(8)親に遺言書を書いてもらう
(9)妻の両親との同居を考える
(10)投資信託を始める
【藤川 太氏】
ファイナンシャル・プランナー。家計の見直し相談センター代表。『図解 年収200万円でもできる お金を増やす教科書』(日本文芸社)
― 40男が[即やるべき]行動 ―
「日本国民をマンガで洗脳? 厚労省の「年金ストーリー」に潜む4つの大問題=矢口新
いろんな投資本・資産運用本を読みましたが、方針・方向性を決めるのに役立ったのが下記の3冊です。
資産運用の手法どうのこうのというより「何をどう考えるか?」といったことが読み取れる本です。
内容詳細:
老後に破綻しないための理想的なストック(資産)、フロー(所得)とは?還暦間近の大学教授が体験談とともに「老後対策」のすべてを語る。安心老後を実現するベストな方法。
- 目次:
- 第1章 「自宅投資」のすすめ
- 第2章 定年のないプチビジネス
- 第3章 「金」で「貯『金』」
- 第4章 株式投資―基本編とアクティブ投資編
- 第5章 株式投資―パッシブ投資編
- 第6章 不動産投資
- 第7章 老後対策について年代別に考えてみました
- 第8章 お金に関する感性についての新たな提言
内容詳細:
「投資と税制、手数料の深い闇」を突いて好評を博した前書を全面改訂。単なる制度の解説に止まらず、マイナンバーなど新制度をどう使えば儲かるのか? 誰もが知りたいノウハウをズバリ解説する。
- 第1章 個人投資家の税務戦略10カ条
- 2章 15分でわかる日本の税制
- 第3章 金貸しになるかオーナーになる日
- 第4章 「最後の謎の」金利商品の税制
- 第5章 2016年税制改正とその影響っす
- 第6章 2016年からの投資戦略