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日本の生命保険会社と外資系保険会社の一覧!違いまとめ&どちらがいい?

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日本には約40社の生命保険会社があります。

よく、漢字で書かれた会社(日本生命や住友生命など)を国内生保、カタカナで書かれた会社(ソニー生命、プルデンシャル生命など)は外資系生保などと言われますが、厳密には、監督官庁の金融庁の分類ではほとんどすべての会社が国内生保となります。

これは、外資系生命保険会社が日本で営業するにあたって日本法人を設立した場合には「国内生保」扱いとなるためです。

その基準での外資系は、日本で法人成りしていない状態で日本支社として営業をしている会社になります。

たとえば、メットライフ生命は、もともとはアメリカにある生命保険会社ですが、株式会社として日本の法人になって営業しています。

また、ソニー生命は、日本の会社であるソニー株式会社とアメリカの生命保険会社であるプルデンシャル生命が出資して設立したことで始まった会社です。

母体が外国資本の会社である、というだけで、実際はどの生命保険会社も日本の法律のもとで営業を行っています。

外資系、といわれるのは、古くからの日本の生命保険会社の営業部隊には女性が多いのに対し、アメリカやヨーロッパでは生命保険などお金に関する仕事は男性の仕事でした。

生命保険の営業=女性 といった、当時の常識を覆すかのように、外資系と呼ばれるメットライフ生命(参入当時はアリコ・ジャパン)やソニー生命といった保険会社の営業は当初は男性が主体になっていました。

しかし、女性ならではのきめ細やかなフォローや、人当たりの良さなどを活かし、現在では外資系と呼ばれるカタカナで書かれた生命保険会社の営業部隊にも女性が増えていっています。

外資系となっている、アメリカンファミリー ライフ インシュアランス オブ コロンバスは、アヒルのキャラクターで有名なアフラックです。アフラックは日本では法人成りしておらず、あくまでも日本支店という位置づけになっています。

時々、偏見を持った方が『外資系は何かトラブルがあったら撤退するから怖い』と言われますが、国内生保も外資系生保もちゃんと日本の法律のもとで営業活動をしているので、ご安心くださいね。

FPのN女史
ここで、日本で営業している生命保険会社の、販売経路をまとめてみました。

監督官庁の金融庁の分類で国内生保となっているものは「国内」と表記していますが、
一般的に外資と言われている会社(カタカナ生保)は「国内(外資)」と表記しています。

「外国」表記は、日本で法人成りしていない状態で日本支社として営業をしている会社になります。

 

目次

国内生命保険会社と外資系生命保険会社の一覧まとめ

生命保険会社名 国内/外資 対面販売 通販

(ネット含む)

1 アクサ生命保険(株) 国内(外資) ×
2 アクサダイレクト生命(株) 国内(外資) ×
3 朝日生命保険(相) 国内
4 アリアンツ生命保険(株)
*H24年より新規取り扱い中止
国内(外資) × ×
5 AIG富士生命保険(株) 国内
6 エヌエヌ生命保険(株) 国内 ×
7 オリックス生命保険(株) 国内
8 (株)かんぽ生命保険 国内 ×
9 クレディ・アグリコル生命保険(株) 国内 ×
10 ジブラルタ生命保険(株) 国内 ×
11 住友生命保険(株) 国内 ×
12 ソニー生命保険(株) 国内 ×
13 ソニーライフ・エイゴン生命保険(株) 国内 ×
14 損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険(株) 国内
15 第一生命保険(株) 国内 ×
16 第一フロンティア生命保険(株) 国内 ×
17 大同生命保険(株) 国内 ×
18 太陽生命保険(株) 国内 ×
19 T&Dフィナンシャル生命保険(株) 国内 ×
20 東京海上日動あんしん生命保険(株) 国内
21 日本生命保険(相) 国内 ×
22 ネオファースト生命保険(株) 国内
23 SBI生命保険(株) 国内 ×
24 フコクしんらい生命保険(株) 国内 ×
25 富国生命保険(相) 国内 ×
26 プルデンシャルジブラルタ ファイナンシャル生命保険(株) 国内 ×
27 プルデンシャル生命保険(株) 国内 ×
28 マスミューチュアル生命保険(株) 国内 ×
29 マニュライフ生命保険(株) 国内 ×
30 三井住友海上あいおい生命保険(株) 国内
31 三井住友海上プライマリー生命保険(株) 国内 ×
32 三井生命保険(株) 国内 ×
33 みどり生命保険(株) 国内 ×
34 明治安田生命保険(相) 国内 ×
35 メットライフ生命保険(株) 国内
36 メディケア生命保険(株) 国内
37 ライフネット生命保険(株) 国内 ×
38 楽天生命保険(株) 国内
39 アメリカン ファミリー ライフ アシュアランス カンパニー オブ コロンバス 外国 ×
40 カーディフ・アシュアランス・ヴィ 外国 ×
41 チューリヒ・ライフ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド 外国 ×

参考
ソニー生命保険株式会社『沿革』
http://www.sonylife.co.jp/company/corporate/history/
プルデンシャル生命保険株式会社『プルデンシャル・ファイナンスのはじまり』
http://www.prudential.co.jp/company/outline/about.html
アフラック
http://www.aflac.co.jp/

 

FPのN女史
次は、各保険会社の特徴を簡単にまとめてみました。選ぶ参考になれば幸いです。

日本の生命保険会社と外資系保険会社の特徴を簡単にまとめ

生命保険会社名 特徴
1 アクサ生命保険(株) シンプルな医療保険や定期保険の他、変額保険を活用した資産運用も行っている。
2 アクサダイレクト生命(株) 通販に特化していて、インターネットで手続きが完了する。
3 朝日生命保険(相) 必要な保障(ユニット)を組み合わせる保険商品で、一部だけ組み換えでき、見直しがしやすい商品構成になっている。
4 アリアンツ生命保険(株)

 

ドイツに本社を置く生命保険会社で銀行窓口販売をメインにしているが、現在は新規取り扱いを中止している。
5 AIG富士生命保険(株) 富士火災海上保険の子会社として設立されたが、2017年7月より、FWD富士生命と社名変更になった。
6 エヌエヌ生命保険(株) 企業向けの保険の販売がメインである。
7 オリックス生命保険(株) 通信販売から対面販売まで様々な販売チャネを持つ。
8 (株)かんぽ生命保険 郵便局の簡易保険からスタートした。養老保険や終身保険など個人向けの保険がメインになっている。
9 クレディ・アグリコル生命保険(株) 銀行の窓口販売向けで外貨での資産運用の商品を取りそろえている。
10 ジブラルタ生命保険(株) 教職員の共済制度と提携した商品などが充実している。
11 住友生命保険(株) 介護保障に重点を置いている。
12 ソニー生命保険(株) 返戻率の高い学資保険で有名。
13 ソニーライフ・エイゴン生命保険(株) ソニー生命とエイゴングループが共同出資した生命保険会社で、退職後の資産運用商品を主に取り扱っている。
14 損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険(株) インターネット専用の先進医療・臓器移植に備える保険を発売するなど、インターネットの商品を充実させている。
15 第一生命保険(株) 主な商品は、アカウント型の生命保険。アフラックのがん保険も取り扱っている。
16 第一フロンティア生命保険(株) 銀行窓販専用の商品を取り扱っている。外貨建てといった運用商品がメイン。
17 大同生命保険(株) 企業向けの保険が充実している。
18 太陽生命保険(株) 認知症に対応した保険が人気。
19 T&Dフィナンシャル生命保険(株) 銀行窓販向け、来店型保険代理店向けの商品が充実している。
20 東京海上日動あんしん生命保険(株) 東京海上日動火災保険とセットで『超保険』という名前で販売している。
21 日本生命保険(相) 不妊治療に対する保険を発売するなど、女性向けの商品に力を入れている。
22 ネオファースト生命保険(株) 第一生命のグループ会社の一つ。金融機関や来店型保険ショップとも提携している。
23 SBI生命保険(株) インターネットで加入できる生命保険を取り扱っている。
24 フコクしんらい生命保険(株) 金融機関や代理店向けの商品を取り扱っている。
25 富国生命保険(相) がん保険をセコム損保と提携している。
26 プルデンシャルジブラルタ ファイナンシャル生命保険(株) 銀行の窓口販売専用の保険を取り扱っている。
27 プルデンシャル生命保険(株) インターネットや通販では取り扱わず、訪問型の保険セールスによる保険商品の販売に特化している。
28 マスミューチュアル生命保険(株) 銀行や証券会社で、資産運用商品の取り扱いや、法人向け商品を取り扱っている。
29 マニュライフ生命保険(株) 個人向けの死亡保障、医療保障や、一時払い終身保険など様々な商品を取り扱っている。
30 三井住友海上あいおい生命保険(株) 個人向けの保険から法人向けの商品まで幅広く取り扱っている。ただし、外貨建て保険の取り扱いはなし。
31 三井住友海上プライマリー生命保険(株) 金融機関の窓口による、資産運用の商品を取り扱っている。
32 三井生命保険(株) 2015年に日本生命の子会社になった。
33 みどり生命保険(株) 無診査で加入できる終身保険が充実している。
34 明治安田生命保険(相) シンプルな積立保険「ライト!」が人気。
35 メットライフ生命保険(株) 通販から銀行の窓口販売、営業マンによる訪問など多くの販売チャネルを持つ。
36 メディケア生命保険(株) インターネット、銀行の窓口、保険代理店での販売チャネルを持つ。
37 ライフネット生命保険(株) インターネットのみでの保険販売に特化している。
38 楽天生命保険(株) インターネットだけでなく訪問での販売などにも対応。
39 アメリカン ファミリー ライフ アシュアランス カンパニー オブ コロンバス アフラックの名称で有名。がん保険だけでなく医療保険や学資保険など個人向け商品が充実している。
40 カーディフ・アシュアランス・ヴィ 住宅ローの団体信用生命保険を取り扱っている。ガンになったらローンの残債がなくなるなど保障が充実している。
41 チューリヒ・ライフ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド インターネットや郵送で保険の申し込みができる。
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国内生命保険会社

国内生命保険会社の商品は、死亡保障のほかに、大きな病気や身体障害状態などの様々なリスクに備える保険商品があります。

終身保険に定期保険を組み合わせた定期特約付終身保険が一昔前の主流でしたが、保障内容が複雑でわかりにくいことから、近年はシンプルな定期保険を取り扱う会社が増えています。

FPのN女史
下記の各ページで、各生命保険会社の商品・サービスの解説と一緒にメリット・デメリットも紹介しています。

日本生命 みらいのカタチ

住友生命 Wステージ未来デザイン1UP

第一生命 ブライトWay

明治安田生命 ベストスタイル

富国生命 未来のとびら

太陽生命 保険組曲Best

朝日生命 保険王プラス

三井生命 大樹セレクト

オリックス生命の生命保険

ライフネット生命の生命保険

かんぽ生命 新ながいきくん

 

国内生命保険会社 総まとめ

 

国内生命保険会社の主な会社をまとめてみましたが、いかがでしたか?よく、雑誌やインターネットなどで、『国内生命保険会社の商品は悪い』と書かれていますが、本当のところはどうなんでしょうか。給付内容としては、悪くないものも多々あります。『公的な制度とリンクして給付金が支払われる』、『就業不能状態になれば一生涯年金を受け取れる』、『軽度の介護状態でも給付金が支払われる』など、支払い基準がわかりやすくなっていたり、手厚い保障があったりするのも事実です。

 

しかし、国内生命保険会社が悪者扱いされるのには、理由があります。それは、営業職員のプランニングの仕方の悪さです。主契約に特約を組み合わせるタイプの、『定期特約付き終身保険』は、いろいろな保障が組み合わせられる反面、更新の度に保険料が上がったり、見直し(契約転換、とも言います)によって貯蓄性の保障から掛け捨ての保障になったり、と、様々なデメリットがあります。そのデメリットを顧客にきちんと伝えないまま契約を急かす営業職員や、顧客のことを考えずに、『自分の営業成績のため』だけにプランニングする人もいます。

定期特約付終身保険の、更新後の保険料のイメージ 図

定期特約付終身保険の、更新後の保険料のイメージ 図

生命保険でよく使われる言葉、『保障額』ですが、これは万が一の時に残された家族に必要なお金の額を言います。保障額、特に死亡保障額は、死ぬまでずっと同じ金額ではありません。特に子どもがいる家庭の場合、子どもが社会人になれば、必要な死亡保障はぐっと減ります。そのことは、保険のプロであれば知っていて当然ですし、顧客にきちんと伝えてプランニングをしないといけません。

 

外資系生命保険会社

1973年にアリコジャパン(現在のメットライフ生命)が日本で生命保険の営業を開始して以来、多くの外資系生命保険会社が日本に進出してきました。

外資系生命保険会社の商品の特徴として、保険商品の単品販売にあります。死亡保険、医療保険、養老保険、がん保険といった保険商品を、顧客のニーズに合わせて設計していきます。

下記では日本生命や住友生命、第一生命といった古くから日本で営業している国内生命保険会社以外のカタカナ系保険会社を外資系生命保険会社としてまとめ、その商品・サービスを見ていきます。

アフラックの生命保険

メットライフ生命の生命保険

ソニー生命の生命保険

 

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