仮想通貨の始め方

ビットコインは通貨になる?仮想通貨と国の通貨の違いは?ビットコイン決済とは?

結果的に最初のビットコインバブル・仮想通貨バブルとなった2017年。

この年は価格が急激な右肩上がりで注目を集めただけでなく、実際にビットコイン決済を取り入れる小売店が増えたこともあって、ビットコインが通貨になり得るのか?という議論や期待がありました。

ビットコインが今のお金 通貨の代わりになるのか?

東京大学名誉教授で貨幣論で知られる経済学者の岩井克人氏は、2018年1月17日付の朝日新聞で下記のように述べています。

 「2009年の登場以来、ひょっとしたら貨幣になるかもしれないと考えてきました。しかし、この1年で考えが変わりました。もはや、貨幣になる可能性は極めて小さくなってしまった。最初は麻薬の地下取引などで利用が広がったため、そのまま静かに一般取引でも利用が広がれば貨幣になる、というシナリオも描いていました。しかし、逆説的ですが、人々が『貨幣になるかもしれない』と期待と興奮の中で値上がりを目的に買い始めたことが、逆に貨幣になる可能性を殺しています。13年のキプロス危機の際などにはビットコインへの資金逃避もみられましたが、これだけ値動きが激しいと逃避先にもなりにくくなる」

https://www.asahi.com/articles/ASKDT7T61KDTUPQJ00C.html

値動きが激しいというのは、まさにこの日付のタイミングでも起きたことです。

ビットコインの価格が、2017年12月に過去最高額の235万円超を記録したものの、2018年に入ると急落。

1月16日には2017年最高値の40%以下まで暴落してしまっていました。

たしかに短期間でこれだけの幅の値動きがあると、一定水準の通貨と同等価値のものとして取り扱うのは心理的にハードルが高いです。

また、国の法定通貨に代わり得るかという視点で見ると、今まで何十年も続いてきた通貨制度をひっくり返すことは自国の通貨が安定している国ほど「それはあり得ない」ということになりますよね。

ここで仮想通貨と法定通貨の違いを比較してまとめておきました。

ビットコインなどの仮想通貨と各国の法定通貨の違い

法定通貨(ドルや円など) 仮想通貨(ビットコインなど)
 実物 ある(紙幣や硬貨) なし(ネット上の数字)
 発行主体 中央銀行や政府
(中央管理)
なし
プログラムで規定・分散型ネットワーク
 信用 高い
(国が価値を裏付ける)
 流動的(状況によって変動)
通貨の信用度が低い国で、
暴落した通貨より信用が高くなるなど
 発行量 無限(金融政策次第) 有限
(各仮想通貨によって枚数は異なる)
 額面 額面一定
円なら10円・1000円など
 実物がないので細かい数字もある
1ビットコインに満たない
0.001ビットコインで買い物も可能
 価値・価格変動 小さい 大きい
 取引の場 銀行など金融機関や
証券会社など
仮想通貨の取引所
 偽造 可能だが見破られやすい 困難
法定通貨より偽造されにくいとされる

個人的には、通貨になり得ると考えて投資対象として大きく購入するのではなく、あくまで決済手段がひとつ増えただけと考えてビットコインを購入して使ってみることにしました。

 

仮想通貨は決済の手段として有効なのか

ビットコインで支払いができることをビットコイン決済といいますが、2017年は、ビットコイン決済を取り入れる小売店が増えた年でした。

家電量販大手のビックカメラは4月5日、支払い手段のひとつとして、仮想通貨「ビットコイン」を導入すると発表。東京の2店舗で使えるようになる。リクルートライフスタイルも今夏、同社のPOSレジアプリでも使えるようにすることを明らかにしており、小売店舗への導入が進みそうだ。

引用元:2017年6月号 販促会議

ビックカメラ.comでもbitcoin(ビットコイン)がご利用いただけるようになりました。
公式サイト:お支払い方法:ビットコイン(bitcoin) - ビックカメラ

株式会社ぐるなび(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:久保征一郎 以下、ぐるなび)は、10月31日(火)より、仮想通貨「ビットコイン」決済(*)の店頭決済サービスを、マルチ決済サービス『ぐるなびPay』のサービスとして提供を開始します。まずは、東京都内飲食店10店舗で順次試験的に先行導入し、2018年春を目途に全国への展開を目指します。

公式サイト引用:マルチ決済サービス「ぐるなびPay」10月31日(火)より 飲食店でビットコイン決済サービスを開始!

大手では上記2例が目につきましたが、ネット系の企業や通販サイトではもっと積極的に取り入れていく方向が見られます。

たとえばDMMは、さらに前年の2016年からビットコインでの決済ができるようになっていました。

DMM.comは3月1日、総合エンタメサイト「DMM.com」において、2月29日よりレジュプレスのビットコイン決済サービス「coincheck payment」を導入したと発表した。

ビットコインは、インターネットでやりとりされる仮想通貨。非常に安価に、早く、簡単に送金ができることが特長で、世界中の利用者が増加している。欧米では楽天アメリカやDELL、Expediaなどがビットコインでの決済を取り入れ始めている。

今回新たにDMMポイントをビットコインでチャージできるようになり、動画、英会話、電子書籍、オンラインゲームなど、DMM.comのさまざまなサービスでの支払いに利用できるという。

引用元:CNET Japan「DMMポイントを「ビットコイン」でチャージ可能に」

ビットコイン決済を小売店がはじめたというニュースもテレビで放送していたので、この先数年後にはビットコイン決済も一般的になるのかなと思っていたのですが…

 

まだ決算の手段としては信頼と優先度が低い

1月5日に193万円超の価格がついた後は急激な右肩下がりが続き、2月9日には100万円を切るまでになりました。

そんな状況で、なるほどと思ったのが下記のツイートです。

決済手段なら既存の仕組みのバージョンアップで済む

決済手段としての仮想通貨という視点で追っていたら、下記のツイートにもなるほど、と。

日本でも、2018年10月5日にソフトバンク系のPayPayがサービスを開始してから、「Pay決済サービス」が新たなキャッシュレス決済の主流として急速に広まっています。

Pay決済サービス

その後、auはキャリア決済のauかんたん決済に加えて、店舗での「コード支払い/スキャン支払い」のau PAYのサービスを提供。

ドコモは、スマートフォン決済の「d払い」のサービス提供するようになっています。

結局、ビットコイン決済よりペイ決済の方が、圧倒的に社会一般に普及することとなりました。

 

ブロックチェーン技術としての発展性をベースに考える

2000年より前の時代には業種が存在しなかった(つまり新しい業態を生み出した)、アフィリエイト広告代理店の最大手ファンコミュニケーションズの社長はこのように言っています。

上記の視点を参考にしつつ、下記の方のように考えることにしました。

ビットコインの根幹技術のブロックチェーンが新しい仕組みなので、この新しい技術と仕組みが今後の社会でどのように活かされていくのかを、ビットコインの価格上昇を期待して楽しみながら、動向を追っていこうと思っています。

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