死亡保障はいくら必要?生命保険の選び方

かんぽ生命 新ながいきくん デメリット メリット評価と約款の内容を知ろう

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かんぽ生命 新ながいきくんは、終身保険に、災害保障や入院保障を組み合わせた、シンプルな生命保険です。保険料払込を55歳~70歳の間で選ぶことができます。

保険料払込の期間まで死亡保障が2倍になるもの(ばらんす型2倍)、5倍になるもの(ばらんす型5倍)、保険料払込終了後に生存祝い金がもらえるもの(おたのしみ型)があります。

倍額保障といって、契約から1年6か月後に不慮の事故で死亡したときに、契約時に設定した死亡保険金額の2倍の保険金額が支払われます。

目次

かんぽ生命 新ながいきくんの特徴

一生涯の死亡保障と一定期間の死亡保障を組みあわせたシンプルな保障でわかりやすい

新ながいきくんは、死亡保障と医療保障の組み合わせのみで、定額型、ばらんす型2倍、ばらんす型5倍、おたのしみ型の4つの組み合わせしかありません。

大手生命保険会社にあるような、膨大な量の特約の中から必要な保障を選ぶのが苦手な方には、このシンプルさはいいかもしれません。

ただし、死亡または高度障害、入院のときしか保障がされないデメリットもあります。

入院保険金の日額が災害特約の保険金と連動している

多くの生命保険会社の入院日額の設定は、死亡保険金額の高さに関わらず、最低3,000円~と、1,000円刻みで自由に設計できますが、新ながいきくんの場合は、災害特約の保険金額を特約基準保険金額としていて、特約基準保険金額の1.5/1,000が入院日額となっています。

つまり、入院特約を付けるためには災害特約を必ず付けないといけない、といった制約があるんです。

しかも、災害特約の保険金額に一定割合をかけた金額が入院関係の特約の給付金額になるため、入院の保障を手厚くしようと思うと災害特約も手厚くしないといけない、ということになります。

不慮の事故や特定の感染症のリスクが低い方や、災害特約にニーズが無い方には、無駄な保険料を支払わないといけなくなります。

手術保険金は、入院中に受けた手術しか保障されないため、外来で手術を受けた場合には給付対象外になる。

多くの保険会社では、外来の手術でも補償されるようになっていますが、新ながいきくんの手術保険金は、入院中の手術でないと支払われません。

白内障や皮膚のレーザー手術など、外来手術も少なからずあるため、この入院・手術の特約だけでは保障が不足してしまいます。

 

かんぽ生命 新ながいきくんに加入のメリット評価

・死亡保障と医療保障のみの組み合わせなので、大手生命保険会社のような、あれこれと特約をつけるのが嫌な人にはプランニングしやすい。

 

かんぽ生命 新ながいきくんに加入のデメリット評価

・入院特約を付けるためには災害特約を必ず付けないといけないなど、プランの組み方に制約がある。

・不慮の事故による死亡に重きを置いているため、不慮の事故に巻き込まれる可能性の低い人(デスクワークの人など)には重要度の低い保険にお金を払うことになり、メリットが少ない。

・手術保険金の支払い条件が、『入院中の手術』に限定されているため、白内障の日帰り手術といった、外来での手術には対応していない。

・最高で死亡保険金1,000万円しか加入できないため、個人のライフプランにあった保険金額の設計がこの商品だけでは不十分である。

・終身保険の保険料払込が終わる年齢と、2倍または5倍の保障期間が終わる年齢を同じにしか設定できないため、柔軟なプランニング(終身保険部分の保険料払い込みをもっと短くする、など)ができない。

 

加入済みの保険と今の生活や将来設計が合っているか見直すと⇛損が減ります

 

約款から読み解く 保障内容と給付

終身保険

死亡、または高度障害状態のときに、死亡保険金または高度障害保険金が支払われます。

定額型

全期間において、契約時に設定した死亡保険金額が支払われます。

ばらんす型2倍

保険料払込が終わるまでに死亡、または高度障害状態のときに、基準保険金額が支払われます。保険料払込が終わった後に死亡、または高度障害状態のときには、基準保険金額の50%が支払われます。

ばらんす型5倍

保険料払込が終わるまでに死亡、または高度障害状態のときに、基準保険金額が支払われます。保険料払込が終わった後に死亡、または高度障害状態のときには、基準保険金額の20%が支払われます。

おたのしみ型

死亡、または高度障害状態のときに、経過年数に応じた死亡保険金、または高度障害保険金が支払われます。また、一定年数経過して生存していれば生存保険金が支払われます。

疾病関係特約

傷害入院特約

不慮の事故による傷害で入院や手術をしたときに保険金が支払われます。
・入院保険金
ケガで1日以上の入院をしたとき、入院保険金日額に入院日数をかけた分が支払われます。ここでの入院保険金日額とは、特約基準保険金額(災害特約の保険金額のこと)の1,000分の1.5をかけた金額です。特約基準保険金額を1,000万円としたとき、入院日額は15,000円になります。
・手術保険金
入院保険金が支払われるような入院中に手術をしたとき、手術保険金が支払われます。保険金額は、手術の種類によって異なります。
・長期入院一時保険金
不慮の事故による入院が120日以上継続したとき、特約基準保険金額の3%が支払われます。特約基準保険金額(災害特約の保険金額)を1,000万円としたとき、長期入院一時保険金は30万円になります。

疾病傷害入院特約

病気または不慮の事故による傷害で入院や手術をしたときに保険金が支払われます。
・入院保険金
病気または不慮の事故による傷害で1日以上の入院をしたとき、入院保険金日額に入院日数をかけた分が支払われます。ここでの入院保険金日額とは、特約基準保険金額(災害特約の保険金額のこと)の1,000分の1.5をかけた金額です。特約基準保険金額を1,000万円としたとき、入院日額は15,000円になります。
・手術保険金
入院保険金が支払われるような入院中に手術をしたとき、手術保険金が支払われます。保険金額は、手術の種類によって異なります。
・長期入院一時保険金
不慮の事故による入院が120日以上継続したとき、特約基準保険金額の3%が支払われます。特約基準保険金額(災害特約の保険金額)を1,000万円としたとき、長期入院一時保険金は30万円になります。

災害特約

不慮の事故による傷害が原因で死亡、または身体障がい状態になったとき、死亡保険金または傷害保険金が支払われます。障害保険金は、傷害の程度によって異なります。

 

以上、かんぽ生命 新ながいきくんのメリット デメリット評価と約款概要でした

参考:
株式会社かんぽ生命保険 http://www.jp-life.japanpost.jp/index.html
「新ながいきくん」 http://www.jp-life.japanpost.jp/products/lineup/syusin/prd_lu_ssn_index.html

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