死亡保障はいくら必要?生命保険の選び方

FWD富士生命 FWD収入保障のデメリット メリット評価と保険金が支払われない注意点

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FPのN女史
FWD富士生命の収入保障保険 FWD収入保障を解説します

FWD富士生命の収入保障保険 FWD収入保障は、被保険者が死亡、または高度障害状態になったときに遺族年金、または高度障害年金が遺族または本人に支払われます。

生活支援特則を付加することで、身体障害状態や介護状態になったときにも毎月年金が支払われます(障害年金、介護年金)

目次

FWD収入保障の特徴

死亡保障に加え、介護状態や障害状態になったときにも保険金を受け取ることができます。

また、保険料払込免除特約について、がんと診断されたとき、または心疾患、脳血管疾患手術または継続15日以上の入院で以後の保険料の払い込みが免除になるなど、要件が他社よりも広くなっています。
(他社では20日以上の継続入院が給付要件)

 

FWD収入保障のメリット評価

要介護1から毎月給付金を受け取れる

他社の給付要件で多いのは、要介護2ですが、この保険では要介護1以上と認定されれば毎月給付金を受け取ることができます。介護の保障の幅が広いのが特徴です。

保険料払込免除になる条件が他社と比べて緩い

保険料の払い込み免除になる条件も、他社と比べて緩和されています。

保険料の払い込み免除になる要件の多くは、例えば脳梗塞を例にとると、「脳梗塞発症後に60日以上言語障害や運動麻痺などの他覚的な神経学的後遺症が残ったと認定されたとき」であったり、「脳梗塞の治療のために継続20日以上の入院をしたとき」であったりします。

つまり、保険金支払いまで60日、つまり2カ月待たないといけないことになります。

また、入院の条件でも、20日以上つまり3週間程度の入院をしないと保険金は支払ってもらえません。

しかし、この保険では所定の手術または15日以上の継続入院をしたら保険金が支払われます。入院が短期間になっている今の時代に対応した給付要件となっています。

障害年金の給付範囲が広い

他社では障害年金の1、2級に該当したときに支払われることがほとんどですが、この保険では障害等級3,4級でも給付金が支払われるので、公的な障害年金の支給対象にならなくても保障されることになります。

 

FWD収入保障のデメリット評価

公的介護保険制度の対象外の人(40歳未満)に介護年金が支給されるかが不明

公的介護保険制度の要介護1から給付金を受け取れる、と保障内容の説明にはあります。しかし、契約年齢が40歳未満の場合は公的介護保険制度の対象外になっています。

他社の介護保障の給付要件は公的介護保険制度に連動しつつも、保険会社独自の支払い基準が設定されています。しかし、この保険ではそのような説明がありません。

そのため、40歳未満の人が介護状態になった場合、はたして保障がなされるのかが不明です。

三大疾病になってもまとまったお金は受け取れない

介護状態や障害状態では毎月の給付金を受け取れますが、三大疾病になった場合には給付金は受け取れません。

三大疾病は後遺症が残ったり治療が長引いたりして収入が途絶える可能性が高いのですが、この保険では保険料の払い込みが免除になるだけになっています。

三大疾病になったときのまとまったお金を確保したい場合は、別途それに対応した保険の加入を検討しましょう。

障害年金、介護年金は、一括受け取りは不可

遺族年金については、保険金を毎月受け取ったり一括で受け取ったりなど、いろいろな受け取り方がありますが、障害年金や介護年金の一括受け取りはできません。どの年金に該当したかで受け取り方が異なるため、注意しておきましょう。

 

加入済みの保険と今の生活や将来設計が合っているか見直すと⇛損が減ります

 

保険金が支払われないケース!出ない下りない【もらえない例】

たった3日なのに

50歳のKさんは結婚相談所を経営しています。週末は会員さんのお見合い、そして平日はお見合いのセッティングのための打ち合わせなど、毎日忙しく仕事をしていました。保険の見直しでこの保険に加入します。

というのも、Kさんはお子さんが三人おり、末野お子さんがまだ小学生、と教育費などにお金がかかる時期でした。

担当者を通じて申し込みをすませましたが、保険料の振り込みまでに10日ほどかかってしまいました。

忙しいという理由で振り込みに行けなかっただけなのですが、10日くらい大丈夫だろう、と甘く見ていました。

加入してからしばらくして、Kさんは健康診断で異常が発見され、再検査、そして大腸がんと診断されてしまいます。

しかしKさんは慌てることはしませんでした。なぜなら、末っ子のために加入した保険に、保険料払込免除特約を付けていたからです。

がん保険にも加入していたので治療費の心配もなく、「この生命保険も保険料の支払いが免除されるとなると、そんなにお金に困ることはないだろう」と考えていたからです。

しかし、書類を保険会社に提出して数日、驚きの結果がきてしまいました。がんになったにも関わらず、保険料が免除されなかったのです。

がんといってもステージ3ほどのがん。保険料払込免除になる条件は満たしているはずでした。しかし、保険会社からの回答は、「責任開始日前にがんになったから」ということでした。

そう、Kさんは保険の申し込みをしてから100日超えてがんと診断されたのですが、保険料の振り込みをしてからだと90日に3日ほど足りなかったのでした。

がんの保障についてはどの保険会社も90日ルールというのを設けています。

申し込みをした日、告知をした日(医師の審査を受けた日)、保険料の払い込みをした日のいずれか遅い日から保障はスタートします。

Kさんは忙しいのを理由に保険料の払い込みを10日ほど放置していました。今回はそれが仇になってしまいました。たった3日、されど3日。

「忙しい」を理由に手続きを進めずにいると、このように後悔することになってしまうんですね。

「まぁいっか」が招いた不幸

カフェのオーナーLさん、45歳を迎えるときに、保険を見直してFWD生命の収入保障保険に加入しました。

脱サラしてはじめたカフェも順調に売り上げを伸ばし、人気店になっていました。

ただ、忙しいのを理由に運転免許証の更新を忘れてしまいます。

更新期間が過ぎてしまっても、一定期間内であれば運転免許証の更新は可能ですが、普段乗らないのもあってその更新期間も過ぎてしまっていました。

ある時、食材の発注ミスで、その日使う食材が入らないということが分かりました。Lさんは慌てて買い出しに行きます。

免許が切れていることは知っていましたが、「距離も近いし、まぁ大丈夫だろう」と、思っていました。

久しぶりの運転と、慌てていたのもあったのでしょう、交通事故を起こし、Lさんは亡くなってしまいます。

Lさんの家族が保険金請求をしましたが、保険金は支払われない、という判断となってしまいました。

そう、無免許運転、という法律違反によって死亡したので、保険金は支払われないのです。

Lさんには、一緒にカフェの経営をしていた奥さんと、大学に進学したばかりの一人娘がいました。

保険金が一銭ももらえないとなり、奥さんは悲しみに暮れる間もなくカフェを一人で経営するしかありませんでした。

大学生の娘さんもカフェを手伝ったり、アルバイトをしたりで家計を支えながら勉強することに。

Lさんが免許更新をしっかりしていれば、Lさんの家族をここまで大変な目に合わせずに済んだはずなのに、たった一つの過ちが家族を不幸にしてしまいました。

体質だから・・・と告知せずにいたら

35歳のMさん、子どもが生まれたのをきっかけに収入保障保険に加入しました。

Mさんは見た目とても元気に見えますが、毎年の健康診断では心電図の項目で指摘をされていました。

心臓にほんのわずかですが穴が開いているというのです。疲れがたまったり、睡眠不足が続いたりすると不整脈がでるものの、医師からも「特に気にすることはないですよ」と言われていました。

しかし、1年に一度は病院で検査を受けるように医師から言われていました。

今回の保険の契約の際、Mさんはそのことを告知書(保険加入の申し込み時に健康状態や職業を告知するもの)に記入せず、すべての項目に異常なしであるということにしてしまいました。

というのも、20代で一度保険の加入を検討したときに、そのことを告知して保険に加入できなかったことがあったからです。

今回は前回とは違う保険会社だし、黙っておけば大丈夫だろう、と思っていたのでした。

加入して1年ほどして、Mさんは心筋梗塞を起こし、亡くなってしまいます。

突然の死にMさんの奥さんも子どもも悲しむばかりです。担当者を通じて保険金請求をしましたが、なんと保険金はでない、という保険会社からの通知が届きます。

保険加入時には、契約者間の不公平をなくすために、職業や健康状態、既往歴など告知しないといけません。これを告知義務といいます。

しかし、Mさんはそれをせずに申し込みをしてしまいました。Mさんの担当者も、Mさんの既往歴については一切聞いたことがなく、なすすべもありません。

Mさんの子どもはまだ2歳。これから生活費も教育資金もかかります。Mさんは自営業なので、国からもらえる遺族年金は月にしてわずか8万円ほど。

小規模企業共済や確定拠出年金(iDeCo)で備えていたものもあるので、生活に窮するようなことはありませんでしたが、奥さんは大変苦労することになってしまいました。

Mさんが告知義務違反をしたことで、家族を守るための保険がまったく役に立たないことになってしまいました。

担当者も、「持病があっても加入できるタイプの収入保障保険があるから、もしあらかじめMさんの健康状態がわかっていたらそれをすすめたのに」と、ずっと後悔しています。

約款から読み解く 保障内容と給付

遺族年金

被保険者が死亡したときに、遺族年金が保険期間満了まで支払われます。遺族年金は、契約時に設定した年金月額を受け取る以外にも、一括で受け取ったり、年金月額を変更したり、据え置いたりすることができます。

高度障害年金

被保険者が高度障害状態になったときに、高度障害年金が保険期間満了まで支払われます。

障害年金

生活支援特則を付加した場合、所定の高度障害状態、または身体障害福祉法に定める身体障害等級1~4級と認定されたときに、毎月障害年金が支払われます。

介護年金

生活支援特則を付加した場合、公的介護保険制度の要介護1以上と認定されたときに、介護年金が支払われます。

災害割増遺族年金

不慮の事故による傷害が原因で死亡した際に、遺族年金に割増して災害割増遺族年金が支払われます。

付加できる特約

生活支援特則

障害状態や要介護状態になったときにも毎月給付金(障害年金、介護年金)を受け取れます。障害年金は、所定の高度障害状態に該当したとき、または身体障害福祉法における障害等級の1~4級に該当したときに支払われます。介護年金は、公的介護保険制度における要介護1以上に該当すれば支払われます。これらの年金は、一括受け取りはできません。

3大疾病保険料払込免除特約

3大疾病(がん、心疾患、脳血管疾患)で所定の状態になったときに、以後の保険料の払い込みが不要になります。

ⅰ)がん(悪性新生物)
特約の責任開始日から90日経過後に、はじめて悪性新生物と診断確定されたとき。ただし、上皮内がん、非浸潤がん、大腸の粘膜内がんなどは悪性新生物とはみなされません。

ⅱ)心疾患
心疾患を発病し、所定の手術(開頭術、開胸術、開腹術、ファイバースコープ手術、血管・手術)を受けられたとき、または、継続15日以上の入院をされたとき。

ⅲ)脳血管疾患
脳血管疾患を発病し、所定の手術(開頭術、開胸術、開腹術、ファイバースコープ手術、血管・手術)を受けられたとき、または、継続15日以上の入院をされたとき。

配偶者同時災害死亡時割増特則

被保険者とその配偶者が同一の不慮の事故によって同時に死亡したときに、割増保険金が支払われます。

参考:
FWD富士生命保険株式会社 
https://www.fwdfujilife.co.jp/jp
「FWD収入保障」https://www.fwdfujilife.co.jp/jp/hoken/life/shuunyuu-hoshou
「FWD収入保障 引受緩和」https://www.fwdfujilife.co.jp/jp/hoken/life/kanwa-shuunyuu-hoshou
中小機構「小規模企業共済」http://www.smrj.go.jp/kyosai/skyosai/
厚生労働省「確定拠出年金制度」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/nenkin/kyoshutsu/ideco.html

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加入済みの保険と今の生活や将来設計が合っているか見直すと⇛損が減ります

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