死亡保障はいくら必要?生命保険の選び方

大樹生命 大樹セレクト デメリット メリット評価と約款の内容を知ろう

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大樹生命(旧三井生命) 大樹セレクトは、主契約に特約を組み合わせるといった従来の生命保険の仕組みではなく、特約を組み合わせて設計するタイプの保険です。

一定の年齢の範囲で、会社所定の健康状態であれば保険料が割安になる制度を設けているのが特徴です。

※2019年4月1日より、三井生命保険株式会社は大樹生命保険株式会社に社名が変更しています。

目次

三井生命 大樹セレクトの特徴

生前給付に重点をおいている

死亡保険に大きな病気や介護、身体障害への備えをつけた生前給付の保障が充実しています。

寿命をまっとうするまでにこれらの病気や介護、身体障害のリスクが高いため、該当すれば生きているうちにまとまったお金を受け取れるため、合理的と言われています。

しかし、もし生前給付を受け取ってしまうとその分死亡保障が減ってしまうため、働き盛りの方であれば残される家族のことを思うと保険金を使うのを躊躇してしまうおそれもあります。

また、「死亡保障はそんなに必要ないけれど大きな病気への一時金の備えが欲しい」という方(独身で守るべき家族がいない、など)には死亡保障が付く分、保険料を余分に払わないといけないため、割高な保険料になってしまいます。

保障を単品で持つことも可能である

0歳からでも加入可能、と資料でもうたっているとおり、0歳からは医療保障のみ、成人したら大きな病気への備えを追加、など、単品で保障を持つこともできて、保険プランの設計に比較的自由度があります。

ただ、複数の商品をセットで加入すると保険料の割引がある、ともうたっているため、セットで加入させたいというのが見えます。

会社所定の健康状態であれば、保険料が割り引かれる。

所定の年齢の範囲内で、定期健康診断の結果を提出し、検査結果が所定の範囲内であれば、保険料が割り引かれる、というメリットがあります。

ただ、更新する際には再び健康状態を申告しないといけないなど、手間がかかります。健康を保つためのひとつのきっかけになるため、この制度は評価できます。

 

三井生命 大樹セレクトに加入のメリット評価

・会社所定の健康状態であれば保険料が割り引かれる

・単品加入ができるので、0歳から医療保障のみを持つこともできる

 

三井生命 大樹セレクトに加入のデメリット評価

・見直しがいつでもできるが、見直し方によっては割高になるため注意が必要である。

・生前給付を受け取ると、その分死亡保障も減ってしまう。

・医療関連の保障は、重複するものが多くどんな時にいくら受け取れるのかわかりにくい。

・健康体割引で加入すると、自動更新できず、更新時に健康告知を再度行う必要がある。

・介護保障の中には、公的介護保険制度での要介護状態に該当しないと給付が受けられないものもある。すると、40歳以下(公的な介護保険に加入していない年代)は、その保障の対象外になる。

 

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約款から読み解く 保障内容と給付

収入保障保険特約

死亡、または高度障害状態のときに、死亡収入保障年金、または高度障害収入保障年金が支払われます。死亡収入保障年金は保険期間が終わるまで支払われます。高度障害収入保障年金は、生存している限り年金が支払われます。この保険に更新はありません。

定期保険特約

死亡、または高度障害状態のときに、死亡保険金または高度障害保険金が支払われます。定期的に更新を迎え、契約に指定した更新限度の年齢まで更新します。

終身保険特約

死亡、または高度障害状態のときに、死亡保険金または高度障害保険金が支払われます。この特約は一生涯継続します。

災害割増特約

不慮の事故により死亡、または高度障害状態になったときに、災害死亡保険金または災害高度障害保険金が支払われます。

障害特約

不慮の事故により死亡したときに災害死亡保険金が、不慮の事故により後遺症が残ったときにその程度に応じて障害給付金が支払われます。

総合障害サポート年金特約

死亡、高度障害、または所定の状態になったときに、死亡年金、高度障害サポート年金、障害サポート年金が支払われます。障害サポート年金は、年金受け取り年数が一定期間である有期年金と、一生涯受け取れる終身年金を契約時に選択できます。
この特約の保険期間は、年満期と歳満期から選ぶことができます。年満期は、10年、15年、20年といった保険期間のことで、保険期間が満了すれば更新を迎え、最長80歳まで継続できます。歳満期は、60歳満期、65歳満期というように一定の年齢までの保険期間のことで、満期を迎えると以後の保障はなくなります。
所定の状態とは、以下のとおりです。
ⅰ)ガン
ガンと診断確定されたとき(ただし、上皮内ガンなどは除く)。
ⅱ)急性心筋梗塞
急性心筋梗塞を発病し、60日以上、労働制限を必要とする状態が継続したとき、またはその治療を目的として所定の手術を受けたとき。
ⅲ)脳卒中
脳卒中を発病し、60日以上所定の後遺症が継続したとき、または治療を目的として所定の手術を受けたとき。
ⅳ)所定の介護状態
公的介護保険制度において要介護認定を受け、要介護2以上に該当していると認定されたとき、または、所定の要介護状態に該当し、その状態が180日以上継続したとき。
ⅴ)所定の身体障害状態
傷害または疾病により、身体障害者福祉法に定める身体障害者手帳1級~3級を交付されたとき。
ⅵ)不慮の事故による傷害状態
不慮の事故により所定の身体障害状態になったとき。

総合障害保障特約

死亡、高度障害状態、所定の状態になったとき、死亡保険金、高度障害保険金、障害保険金が支払われます。保険期間は、終身型と有期型(年満期、歳満期)から選べます。年満期は、10年、15年、20年といった保険期間のことで、保険期間が満了すれば更新を迎え、最長80歳まで継続できます。歳満期は、60歳満期、65歳満期というように一定の年齢までの保険期間のことで、満期を迎えると以後の保障はなくなります。
総合障害保障特約の所定の状態は⑥の総合障害サポート年金特約と同じです。

特定疾病保障特約

死亡、高度障害状態、または所定の状態になったとき、死亡保険金、高度障害保険金、特定疾病保険金が支払われます。保険期間は、有期型(年満期、歳満期)です。年満期は、10年、15年、20年といった保険期間のことで、保険期間が満了すれば更新を迎え、最長80歳まで継続できます。歳満期は、60歳満期、65歳満期というように一定の年齢までの保険期間のことで、満期を迎えると以後の保障はなくなります。
ここでの所定の状態は、以下の通りです。
ⅰ)ガン
ガンと診断確定されたとき(ただし、上皮内ガンなどは除く)。
ⅱ)急性心筋梗塞
急性心筋梗塞を発病し、60日以上、労働制限を必要とする状態が継続したとき、またはその治療を目的として所定の手術を受けたとき。
ⅲ)脳卒中
脳卒中を発病し、60日以上所定の後遺症が継続したとき、または治療を目的として所定の手術を受けたとき。

介護保障特約

死亡、高度障害状態、所定の介護状態になったときに、死亡保険金、高度障害保険金、介護保険金が支払われます。保険期間は、有期型(年満期、歳満期)です。年満期は、10年、15年、20年といった保険期間のことで、保険期間が満了すれば更新を迎え、最長80歳まで継続できます。歳満期は、60歳満期、65歳満期というように一定の年齢までの保険期間のことで、満期を迎えると以後の保障はなくなります。
所定の介護状態とは、公的介護保険制度において要介護認定を受け、要介護2以上に該当していると認定されたとき、または、所定の要介護状態に該当し、その状態が180日以上継続したときを指します。

段階給付型介護保障特約

死亡、または特定の介護状態になったときに、介護保険金、または給付金が支払われます。保険期間は一生涯続きます。
ⅰ)死亡
重度介護保険金が支払われていない状態で死亡した場合、この特約の保険金額の10%が死亡給付金として支払われます。
ⅱ)要介護1
公的介護保険制度の要介護1以上と認定されたときに、この特約の保険金額の10%が要介護1給付金として支払われます。
ⅲ)要介護2
公的介護保険制度の要介護2以上と認定されたときに、この特約の保険金額の30%が要介護2給付金として支払われます。
ⅳ)要介護4
公的介護保険制度の要介護4以上、または所定の要介護状態が180日継続したとき、この特約の保険金額の60%が重度介護保険金として支払われます。
重度介護保険金は、公的介護保険制度と会社所定の介護状態の2つの支払い要件がありますが、要介護1,2に関しては、公的介護保険制度の要介護認定を受けないと支払い対象にはなりません。

総合医療特約

傷害や疾病で入院や手術などを受けたときに、給付金が支払われます。この特約は終身型と有期型(年満期)から選べます。有期型は10年、15年と定期的に更新を迎え、最長80歳まで継続できます。
ⅰ)入院給付金
入院1日目より日額×入院日数分の入院給付金が支払われます。支払い限度額は90日で、通算1095日まで保障されます。
ⅱ)手術給付金
手術の種類や入院中かどうかで手術給付金額が決まります。・入院してガンの手術(開頭術、開胸術、開腹術)を受けたときは、入院給付日額の40倍が支払われます。
・上記以外の入院中の手術の場合は、入院給付日額の20倍が支払われます。
・外来での手術の場合は、入院給付日額の5倍が支払われます。
ⅲ)放射線治療給付金
所定の放射線治療を受けたとき、入院給付日額の10倍が支払われます。
ⅳ)骨髄ドナー給付金
責任開始日から1年経過後に骨髄ドナーとして骨髄採取術を受けたときに、入院給付日額の20倍が支払われます。
ⅴ)死亡返還金
死亡した場合は、入院給付日額の5倍が支払われます。

災害入院特約

不慮の事故による傷害で入院したときに、災害入院給付金が支払われます。この特約は終身型と有期型(年満期)から選べます。有期型は10年、15年と定期的に更新を迎え、最長80歳まで継続できます。

入院一時給付特約

入院給付金の支払い対象の入院をしたときに、入院一時給付金が支払われます。この特約は終身型と有期型(年満期)から選べます。有期型は10年、15年と定期的に更新を迎え、最長80歳まで継続できます。

生活習慣病医療特約

所定の生活習慣病(悪性新生物、糖尿病、心疾患、高血圧性疾患、脳血管疾患)により入院や手術、放射線治療を受けたときに、生活習慣病入院給付金が支払われます。この特約は終身型と有期型(年満期)から選べます。有期型は10年、15年と定期的に更新を迎え、最長80歳まで継続できます。

ガン医療特約

ガンによる入院・手術・放射線治療を受けたときに、給付金が支払われます。ガン入院給付金は、支払い日数は無制限です。この特約は終身型と有期型(年満期)から選べます。有期型は10年、15年と定期的に更新を迎え、最長80歳まで継続できます。

女性疾病医療特約

女性特定疾病により入院、手術、放射線治療を受けたときに、給付金が支払われます。この特約は終身型と有期型(年満期)から選べます。有期型は10年、15年と定期的に更新を迎え、最長80歳まで継続できます。
ⅰ)入院
女性特定疾病により1日以上入院したとき、入院給付日額×入院日数が支払われます。
ⅱ)手術
女性特定疾病により所定の手術を受けたとき、手術の種類や入院中かどうかで手術給付金額が決まります。(入院給付日額×5倍~40倍)
ⅲ)放射線治療
女性特定疾病により所定の放射線治療を受けたとき、放射線治療給付金が支払われます。
ⅳ)形成治療
所定の形成治療を受けたとき、形成治療給付金が支払われます。
・瘢痕に対する植皮術、瘢痕形成術
・足ゆびの後天性変形に対する形成術
・乳房切除を受けた乳房に対する乳房再建術

特定臓器治療特約

特定臓器に対する所定の手術を受けたときに、特定臓器治療給付金が支払われます。
特定臓器とは、心臓・肺・脾臓・肝臓・腎臓(副腎含む)・小腸・大腸・胃・胆のう・膀胱・膵臓を指します。この特約は終身型と有期型(年満期)から選べます。有期型は10年、15年と定期的に更新を迎え、最長80歳まで継続できます。

先進医療サポート特約

先進医療による療養を受けたときに先進医療給付金が、先進医療給付金対象の治療を受けたときに、先進医療サポート給付金が支払われます。この特約は終身型と有期型(年満期)から選べます。有期型は10年、15年と定期的に更新を迎え、最長80歳まで継続できます。

ガン治療サポート特約

ガンになったときや所定の状態になったときに、がん治療サポート給付金が支払われます。
ⅰ)ガンになったとき
ⅱ)上記に該当して1年経過した後、ガンの治療のために入院を開始したとき
ⅲ)上記に該当して1年経過した後、ガンの治療のために通院をしたとき
この特約は終身型のみです。

特定損傷特約

不慮の事故による骨折。腱の断裂、靭帯の断裂によって治療を受けたときに、特定損傷給付金が支払われます。保険期間は有期型で、最長65歳まで継続できます。

積立保険特約

死亡されたときに死亡保険金が、不慮の事故や所定の感染症で死亡したときに災害死亡保険金が支払われます。保険料から所定の手数料を控除した金額を毎年積み立てていきます。保険の見直しや新たな特約の付加の際に積立金を活用して、保険料が大幅に上がらないようにします。

リビング・ニーズ特約

余命6カ月以内と医師によって判断されたときに、所定の範囲内で保険金を受け取ることができます。加入している保障の種類や保険金額によって受け取れる保険金額の限度額が異なります。

保険料払込免除特約

所定の状態になったときに、以後の保険料の払い込みが免除されます。
所定の状態とは、以下の通りです。
ⅰ)ガン
ガンと診断確定されたとき(ただし、上皮内ガンなどは除く)。
ⅱ)急性心筋梗塞
急性心筋梗塞を発病し、60日以上、労働制限を必要とする状態が継続したとき、またはその治療を目的として所定の手術を受けたとき。
ⅲ)脳卒中
脳卒中を発病し、60日以上所定の後遺症が継続したとき、または治療を目的として所定の手術を受けたとき。
ⅳ)所定の介護状態
公的介護保険制度において要介護認定を受け、要介護2以上に該当していると認定されたとき、または、所定の要介護状態に該当し、その状態が180日以上継続したとき。
ⅴ)所定の身体障害状態
傷害または疾病により、身体障害者福祉法に定める身体障害者手帳1級~3級を交付されたとき。

 

以上、三井生命 大樹セレクトのメリット デメリット評価と約款概要でした

参考:
三井生命保険株式会社 http://www.mitsui-seimei.co.jp/
「大樹セレクト」http://www.mitsui-seimei.co.jp/products/taiju.htm
「大樹セレクト ご契約のしおり 約款」http://www.mitsui-seimei.co.jp/products/pdf/yakkan_taiju.pdf

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