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自営業で病気や怪我をした時の医療保障 医療保険どうする?
自営業の人にとって体は資本です。特に起業して間がない場合や一人で営業して経理もこなしている「ひとり親方や一人会社社長」にとって、病気で仕事を休むことはすぐに収入ダウンにつながりますよね。
ですので、自営業の人はしっかりと医療保障を理解しておいたほうが得策です。
公的な医療保障制度
制度 | 会社員 | 自営業 |
健康保険 | 3割負担 ただし会社によっては医療費の補助があるところもある |
3割負担 |
傷病手当: 病気などで仕事を休んだとき |
あり | なし |
労災保険: 勤務中に病気やケガをしたとき |
あり | なし |
障害年金: 病気やケガで働けなくなったとき |
・障害等級1~3級まで保障 ・障害厚生年金が支給される |
・障害等級1,2級のみ ・障害基礎年金が支給される |
団体保険 | 会社によって団体保険で割安に保険に加入できる | なし |
上記のように、会社員と比べると自営業の人の公的な医療保障はあまり充実していません。
会社員の場合、会社によっては団体保険といってその会社の従業員(と家族)が加入できる保険があります。一般的な生命保険よりも保険料が割安なのが特徴です。
※ただし給付内容が最新のものでなかったり、一定期間ごとに保険料が上がったり、特約を自由に選ぶことができなかったり等のデメリットもあります。
自営業にはその団体保険がありません。病気やケガで仕事を休んでも収入の保障は自分でしていかないといけないことになります。
つまり、入院が長期化し収入が減ったときに備えて公的な医療保障以外に民間の医療保障保険の検討が必要になります。
長期の入院でも入院給付金が受け取れるタイプの保険に加入したり、特定の病気になった場合には保険料の払い込みが免除されて経済的な負担を軽くできたりする保険を選んだりと、自分自身で医療保障保険の選択眼しっかり持っておくことをおすすめします。
治療が長期化するがんや三大疾病の医療保障保険
治療費がかかったり、治療が長期化したりする可能性高い病気の時(たとえばがんや脳卒中など)に、100万円単位のまとまったお金が受け取れるタイプの保険もあります。治療費だけでなく、収入ダウンをカバーすることもできますので、活用してみると良いでしょう。
また、ガンのように、治療費が高額になったり、治療期間が延びたりして、治療しながら仕事をせざるを得なくなり、収入が減る場合もあります。特に自営業の方は、公的な保障が薄く、仕事を休んでも自分自身でカバーしないといけません。すると、売上、利益ともに減るおそれがあります。
そんな時に、ガンに特化した保険であるガン保険で、治療費や収入ダウンの対策をしておきましょう。ガン保険は保険会社から様々な商品が発売されていますが、商品によっては多くの給付金を設定しています。特に、ガンと診断されたときにまとまったお金を受け取れるガン診断一時金は、今後の治療費の確保や治療方針の決定、仕事を休むかどうかなど今後の生活にも関わってくるため、備えておくのが良いでしょう。
現在では、ガンも転移や再発など、人生で何度もガンになる可能性も考えられます。ガン診断一時金は複数回受け取れるタイプが安心でしょう。ガン保険の中には、ガンと診断されたら以後の保険料の払い込みが要らなくなる(保険料払込免除)タイプのものもあります。これによって、ガン闘病中の保険料負担を気にする必要がなくなり、給付金も受け取れるため、自営業の方には特に安心できるものですね。