住宅ローン審査基準と金利!審査通りやすい借りやすい銀行どこ?

三菱UFJ銀行のネット住宅ローン 金利と審査基準(カブドットコム証券が仲介のネット専用)徹底解説

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目次

商品概要

まずは、カブドットコム証券が紹介する、三菱UFJネット住宅ローンの商品スペックについて解説していきたいと思います。

金利

三菱UFJネット住宅ローンは金利タイプが3つしかありませんので、非常にシンプルです。

新規借入時には変動金利・固定3年・固定10年の3つの金利タイプから選択することになります。

れぞれの金利は以下のようになっています。

金利タイプ 金利(2019年3月現在)
変動金利 0.525%
固定3年 0.390%
固定10年 0.690%

金利が国内最低水準の住信SBIネットの2019年3月の金利が0.418%ですので、最低水準の金利よりは高いですが、国内最大手のメガバンクである三菱UFJ銀行から住宅ローンを借りるという安心感を得られること、また、上記金利でも店舗型の銀行の中では金利が低いという点はメリットといえるでしょう。

なお、借入時の金利は、カブドットコム証券が紹介する住宅ローンと、三菱UFJ銀行ホームページ上で申し込むことができる「三菱UFJネット住宅ローン」は変わりはありません。

違いは、手数料と保証料と優遇期間終了後の金利優遇ですが、この点については詳しく後述します。

申込条件

カブドットコム証券が紹介する三菱UFJネット住宅ローンに申し込むことができる人は以下の条件を全て満たしている人だけです。

申込条件を確認しておきましょう。

  • カブドットコム証券ウェブサイトよりこの住宅ローン申し込んだ人
  • 保証会社(三菱UFJ住宅ローン保証㈱)の保証を受けられる人
  • 借入時に20歳以上70歳の誕生日まで、完済時に80歳の誕生日までの人
  • 団体信用生命保険に加入が認められる人
  • 同一勤務先に満1年以上勤務されている方で、三菱UFJ銀行にて給与振込(三菱UFJ銀行規定による)を利用中の人
  • 三菱UFJ銀行の「スーパー普通預金(メインバンク プラス)」および「三菱UFJダイレクト」を利用中または今後利用する人

給料の振込条件は、申込時に給与受け取り口座を三菱UFJ銀行へ変更すれば問題ありません。

申込自体は勤続年数1年以上で年齢の条件を満たすことができる人であれば誰でも可能です。

審査に通過することができるかどうかはさておき、申込基準は非常に緩く幅広い人が申し込むことができる住宅ローンということができるでしょう。

契約時には三菱UJF銀行の口座保有が必要ですが、三菱UFJ銀行の口座作成前でも申し込むことができます。

手数料

手数料は融資金額×2.16%となります。

この点は他のネット銀行住宅ローンと同じ設計になっています。

 

三菱UFJ銀行の「三菱UFJネット住宅ローン」と異なる点

カブドットコム証券が紹介する三菱UFJネット住宅ローンは、審査をするのも融資をするのも三菱UFJ銀行です。

しかし、この住宅ローンはカブドットコム証券でしか申込をすることができず、三菱UFJ銀行のホームページで申し込むことができる「三菱UFJネット住宅ローン」とは商品性が異なります。

三菱UFJ銀行でネット住宅ローンを申し込んだ場合と異なる点について詳しく解説していきたいと思います。

当初優遇後の優遇幅はカブドットコム証券で申し込んだ方が大きい

借入時の金利は、カブドットコム証券と三菱UFJで申込を行なっても変わりません。

しかし、当初の優遇期間が終了した後の金利優遇幅が異なり、以下のようにカブドットコム証券で申込をした方が金利は低くなります。

金利タイプ カブドットコム 三菱UFJ
変動金利 2.15% 1.95%
固定3年 2.05% 1.85%
固定10年 1.80% 1.60%

「将来的な金利上昇リスクをできる限り抑えたい」という人は、カブドットコム証券を窓口として「三菱UFJネット住宅ローン」に申し込みをした方がよいかもしれません。

カブドットコムは保証料込みの金利だが手数料は高い

カブドットコム証券で申し込む場合には、保証料は金利に含まれているので、保証料を別途払う必要はありません。

しかし、融資実行時の手数料が三菱UFJ銀行で申し込むよりも高くなるのです。

融資金額×2.16%の手数料を支払う必要があります。

なお、三菱UFJ銀行でネット住宅ローンを申し込んだ場合には、手数料は32,400円だけですので、融資実行時の手数料負担の差はかなり大きいということができるでしょう。

三菱UFJは一括前払いか、金利に0.2%上乗せになる

融資実行時の手数料が低い三菱UFJ銀行での申込ですが、三菱UFJ銀行のネット住宅ローンでは保証料を融資実行時に別途支払う必要があります。

商品概要には『借入金額1,000万円、借入期間30年、元利均等返済方式、元金返済据え置きなしの場合、191,370円』と記載されています。

つまり、1,000万円を30年で借りた場合には、手数料と保証料の諸費用合計は、保証料191,370円+手数料32,400円=223,770円となります。

カブドットコム証券からの申し込みで三菱UFJネット住宅ローンを1,000万円借りる場合には、1,000万円×2.16%=216,000円となりますので、この場合に限っては手数料もカブドットコム証券で申込をした方が安いことになります。

ただし、保証料は借入金額が同じでも、借入期間が短ければ低くなりますので、期間が短いローンを借りる場合には三菱UFJ銀行で申込をした方が低くなることが想定できます。

自分が借りたい金額と期間でカブドットコム証券の手数料と、三菱UFJ銀行の手数料とで低い方を選択すべきでしょう。

なお、三菱UFJ銀行で申し込みを行う場合には、金利プラス0.2%で保証料を分割することも可能です。

また、借入期間途中で全額繰り上げ返済した場合には、前払い一括で支払った保証料のうち未経過分は還付されて戻ってきますが、手数料型の場合には繰り上げ返済しても未経過分は戻りませんので、退職金などで一括返済を予定している人は三菱UFJ銀行ホームページから申し込みをした方がよいでしょう。

 

カブドットコム証券が紹介する三菱UFJネット住宅ローンの特徴

カブドットコム証券が紹介する三菱UFJネット住宅ローンの特徴は以下の通りです。

金利タイプは3つだけ

金利タイプは3つしか選択することはできません。

固定は10年までですので、「長期固定の住宅ローンがよい」という人は、固定10年までしか選択することができないのはデメリットです。

ただし、カブドットコム証券で申し込みをすれば、固定期間終了後の金利優遇幅が大きいので、固定期間が終了しても、よほど社会の金利が上がっていない限りは大きな金利負担になることはないでしょう。

WEB完結可能だから印紙代がかからない

三菱UFJネット住宅ローンは契約書に記入する必要がないネット完結型の住宅ローンです。

ネット銀行住宅ローンのメリットとしてよく言われることですが、契約書に記入をする必要がないので収入印紙代が必要ありません。

住宅ローンの収入印紙代は借入金額によって異なるものの、契約書に貼付する収入印紙代は1万円〜2万円ですので、ネット完結にするだけでこれだけの印紙代を節約することができるのは大きなメリットです。

メガバンクのような店舗型の銀行の住宅ローンは来店での契約が基本ですが、WEB完結で契約することができるということそのものも大きなメリットでしょう。

団信特約の支払い方法が2つ

カブドットコム証券で申し込む三菱UFJネット住宅ローンは、通常の死亡・高度障害保障に加えて、以下の特約をつけることができます。

がん 確定診断されたら住宅ローン残高0円
脳卒中・急性心筋梗塞 入院したら住宅ローン残高0円
4つの生活習慣病 ・就業障害が30日を超えて継続したら、毎月返済額を最長1年保証

・就業障害が1年30日継続したら、住宅ローン残高0円

特徴的なのは、上記の特約を金利に0.3%上乗せする一般的な方法と、保険料を別途月々支払っていく方法とで選択することができるという点です。

保険料払いの場合には、通常の生命保険や医療保険と同じく若いうちは保険料が安く、高齢になるに従って保険料が高くなっていきます。

収入的に余裕のない若いうちは少ない保険料負担で済みますので、毎月の負担を抑えたいという人は、保険料型を選択した方がよいかもしれません。

 

カブドットコム証券が住宅ローンを紹介する理由

それでは、カブドットコム証券が住宅ローンを紹介する理由はどのような点になるのでしょうか?

それは、カブドットコム証券が紹介する「三菱UFJネット住宅ローン」のビジネスモデルから理由を考えることができます。

利息収入よりも手数料収入のビジネスモデル

カブドットコム証券が紹介する住宅ローンは、金利のうち0.2%が保証会社の保証料収入です。

例えば固定3年の0.39%で融資をした場合、保証会社に支払う保証料分の0.2%を控除すると、三菱UFJ銀行の収益部分は0.19%しかないことになります。

一方、三菱UFJ銀行で申し込みをする「ネット住宅ローン」は保証料は別途ですので、0.39%は全て三菱UFJ銀行の収益となります。

つまり、同じ商品でも、三菱UFJ銀行の収益は全く異なり、カブドットコム証券が紹介する住宅ローンは、保証料収入よりも、「融資金額×2.16%」を支払う手数料を目的としたビジネスモデルであると考えられます。

手数料収入を得ることができる

カブドットコム証券が紹介する住宅ローンは、融資金額×2.16%の手数料を三菱UFJ銀行とカブドットコム証券で分け合うというビジネスモデルになっていると考えられます。

カブドットコム証券としては、この住宅ローンを販売することで、手数料収入を得ることができますし、三菱UFJ銀行は利息収入は自社の住宅ローンで、手数料収入はカブドットコム証券の窓口で、というように、一見同じような住宅ローンでも、利息収入と手数料収入を別々に得ることができるというスキームになっていると考えられます。

三菱UFJはネット銀行との競争チャネルも保有できる

住宅ローンは、店舗管理コストがかからないため低金利で融資をすることができるネット銀行全盛の時代です。

三菱UFJ銀行とすれば、カブドットコム証券に住宅ローンを販売してもらうことによって、競争が熾烈なネット住宅ローンのチャネルを1つ持つことができるというメリットもあります。

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