アクサダイレクトの収入保障2は、被保険者が死亡、または高度障害状態になったときに遺族または被保険者に保険金が支払われます。
保険金を毎月受け取る以外にも、一括で受け取ることもできます。
目次
アクサダイレクト収入保障2の特徴
死亡・高度障害状態に備えるだけのシンプルな保障になっています。特定の病気や介護状態、障害状態への保障がないので、プランを選ぶのに迷いません。
インターネットで申し込み、またはコールセンターで相談してから申し込みをするタイプの保険で、営業職員が訪問してのプラン作成はありません。
(代理店での取り扱いは有り)
また、保険料の支払いは毎月支払う月払いのみで、半年払いや年払いはありません。
アクサダイレクト収入保障2のメリット評価
保障内容がシンプルでわかりやすい
死亡、または高度障害のための保障のみの、シンプルな保障内容になっています。
介護や障害状態を保障する特約がないため、選ぶのにも迷いにくい商品です。また、保険料も安く抑えられます。
インターネットで簡単に申し込める
インターネットで保障内容を選ぶことができ、そのまま加入申し込みができます。
保険料の払い方も毎月払いのみの取り扱いなので、家計の管理がしやすくなっています。
契約後もインターネットで諸手続き
インターネットで住所変更や保険料の引き落とし口座の変更などをするので、書類の申請や印鑑は不要になっています。
アクサダイレクト収入保障2のデメリット評価
保険金の受け取り方法にバリエーションがない
多くの保険会社が取り扱っている収入保障保険には、死亡・高度障害状態の保障以外にも、三大疾病や介護、身体障害状態への保障を備えています。
というのも、死亡以外にも病気や介護、事故などによって働けない状態になることも人生のリスクの一つだからです。
しかし、この保険では死亡、高度障害状態以外に備えることはできません。
会社員であれば傷病手当や障害厚生年金など公的な保障が大きいのであまり心配はありませんが、自営業の方は公的な保障が薄いので、医療保険や介護保険(生命保険会社からでているもの)なども一緒に検討するのが良いでしょう。
インターネットでの申込のため保障内容や保険金額などは自分で調べて決める必要あり
この保険は一部の代理店を除いて、営業職員から説明を直接聞いて契約するタイプのものではありません。
インターネットサイトを見て、自分で保険金額や保険期間を決めて契約することになります。
生命保険についてある程度勉強していれば問題ありませんが、何も知らない人が予算重視で選んだり、保険期間の計算を間違えたりすると、あとで「こんなはずではなかった」と後悔する可能性が高いです。
特に、アクサダイレクトのサイトに掲載されている遺族年金の情報は、会社員世帯のもの(遺族厚生年金)。自営業世帯では、受け取れる年金の種類が違います(遺族基礎年金)。
コールセンターで相談しながら決めるか、ファイナンシャルプランナーに相談しながら決めるとよいでしょう。
インターネットで手続きが完結するので家族が契約を知らないことも
保険会社や保険代理店の外交員が自宅に来て保険の話をする場合、家族も同席をすることが多いので、「夫はこんな保険に加入している」「妻は〇〇生命に加入している」というように、契約の所在が分かりやすいものです。
しかし、アクサダイレクトのように、インターネットで家族に知らせることなく加入している場合、加入した本人が万が一の時に家族が契約を知らず、手続きがなされない、または遅れるといったことが起こるリスクもあります。
アクサダイレクトに限らず、インターネットで加入した際は、家族にも加入のことを伝える、または書類を保管しておくなどしておくのがよいでしょう。
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保険の担当者はいらない?
自営業のNさん、長年のお付き合いをしている女性と婚約をしたのを機に、生命保険の加入を考えました。
生命保険会社に勤務する友人は何人かいたものの、保険の勧誘そのものにネガティブなイメージを持っていたNさんは、スマホで見積り、申し込みができるアクサダイレクトに加入しました。
死亡保険金の受取人を指定して入力する際、まだ籍を入れていなかったNさんはとりあえず死亡保険金受取人をNさんの母親に指定しました。
その後めでたく結婚したNさん、新居探しや結婚披露パーティー、ハネムーンなどに忙しく、加入した保険のことはすっかり忘れてしまっていました。そんな中、Nさんは交通事故で亡くなってしまいます。
Nさんの奥さんが死亡保険金の受け取りの手続きをしましたが、保険会社から言われたのは「あなたは受取人ではありません」と。
そう、死亡保険金の受取人はNさんのお母さんだったのです。死亡保険金の受取人を入籍後に変更するつもりが、すっかり忘れていたのです。
Nさんの奥さんは死亡保険金を受け取ることができなくなってしまいました。
Nさんのお母さんからは「これはあなたのために息子がかけたのだから」と、保険金を送ってくれますが、贈与として申告をしないといけないことになり、手間も贈与税の支払いも発生することになってしまいました。
もし、この保険に担当者がいたら、入籍や引っ越しの連絡をすれば、「死亡保険金の受取人を変更しますか?」と確認してくれたはずなのに、とNさんのお母さんも奥さんも悔やみきれないようでした。
隠したばかりに
Oさんは高血圧の薬を飲んでいます。長年、薬を飲んでいますが、血圧の数値は安定していました。今まで加入していた保険の更新時期が来て、保険料がかなり上がることがわかり、保険の見直しを考えます。
インターネットで手軽に加入できると知り、アクサダイレクトで申し込みをしました。
申し込み画面で、健康状態の告知をするところがあり、よく読むと「過去の病歴や現在かかっている病気によっては加入できないこともあります」という文章がありました。
「薬を飲んでいることを書いて加入できなかったら嫌だな」と心配したOさん、対面での申し込みではないし、今は血圧も正常だし大丈夫だろう、と高血圧の治療歴を隠して申し込みをしてしまいました。
それから何年かしてOさんは高血圧以外にも生活習慣病の症状が現れ、急性心筋梗塞を起こして亡くなってしまいます。
Oさんの奥さんはさっそく保険金の請求手続きをしましたが、告知義務違反として保険金の支払いができないと保険会社から言われてしまいました。
それは、保険会社に提出された書類(死亡した病院で書かれたもの)に、既往症として高血圧が書かれていたのです。
つまり、高血圧によって心筋梗塞が引き起こされた、と保険会社が判断したからでした。
保険の加入には、健康状態や過去の病歴などを告知する必要があります。そうでないと、健康な人と、健康でない人(つまり保険金を受け取る可能性の高い人)が同じ保険料では加入者どうしで不公平が生じるからです。
Oさんは高血圧であることを隠して保険に加入したため、死亡保険金が支払われないことになってしまいました。
インターネットで加入する際、嘘を申告してもばれないだろう、と思われがちですが、そういうことは必ずばれます。すると、大切な家族を守るための保険がまったく役に立たないことになってしまうんです。
心配しすぎて
保険のことを勉強するのが好きなPさん。Pさんは自営業のため、「もし自分になにかあったら」と、いろいろと備えを考えていました。
常にインターネットで最新の保険を調べたり、知人に聞いたりしていました。
そしてなんと、収入保障保険のような掛け捨てタイプの死亡保険に5,6社で加入し、毎月の保険料は3万円を超えていました。
掛け捨てでない保険もいれると、毎月7~8万円以上は払っていたそうです。
30年ほど払い続けてPさんの加入した保険はすべて満期を迎えました。Pさんは、入院はしたものの、65歳になった今も元気で仕事をしています。
Pさんは毎月3万円の掛け捨ての保険を30年以上かけ続けたことになります。
つまり、総額の保険料は1000万円以上。元気に過ごせているのはよかったのですが、掛け捨ての保険は、何にもなければ1銭ももらえません。
「もし自分になにかあったら」を心配するあまり、多すぎる保険料を払うことになってしまいました。Pさんは、保険のかけすぎだったかもしれない、と自分の心配性を少し後悔しています。
約款から読み解く 保障内容と給付
死亡・高度障害年金
死亡・高度障害状態になったときに支払われます。
付加できる特約
災害割増特約
災害により死亡または高度障害状態になったときに支払われます。
参考
アクサダイレクト生命保険株式会社 https://www.axa-direct-life.co.jp/
「収入保障2」https://www.axa-direct-life.co.jp/products/income/index.html?topbnid=p_FIA
執筆時点での著者調べ
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