死亡保障はいくら必要?生命保険の選び方

家計保障定期保険NEO就業不能保障プラン デメリット メリット評価と保険金が支払われない注意点/東京海上日動あんしん生命保険 ※しくみ

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FPのN女史
東京海上日動あんしん生命保険の家計保障定期保険NEO就業不能保障プランを解説します

目次

家計保障定期保険NEO就業不能保障プランの特徴

死亡時の遺族への保障だけでなく、重い病気や介護状態になったときの収入減少にも備えることができます。

 

家計保障定期保険NEO就業不能保障プランのメリット評価

超保険まとめて割引を使うことができる

超保険とは、東京海上グループの生損保一体型保険のことを言います。

東京海上日動火災保険の火災保険や自動車保険に加入していると(保険料、商品など一定の条件あり)、この生命保険も保険料が2%割引されます。

5疾病重度介護一時金特約をつけることで、毎月の給付金だけでなく、一時金も同時に付加できる

働けなくなったときの収入減少にそなえるために、重度5疾病重度介護給付金を受け取ることになりますが、介護の初期費用としても備えることができるのが安心できます。

死亡保険金や、重度5疾病・重度介護給付金の受け取り方を選べる

死亡保険金や、重度5疾病・重度介護給付金は、毎月受け取っていくのが基本の契約になりますが、一時金として一括で受け取ることもできます。

遺族や家族の生活状況によって、いろいろな受け取り方を選択できるため、大きなお金が必要な時にも備えることができます。

タバコを吸っていなければ保険料が割引になる

加入時に、非喫煙者であれば保険料が割引になります。健康を気にしている人には、リーズナブルに持つことができる保険になっています。

喫煙者と比べて毎月の保険料が1000円前後差があるため、トータルの保険料では大きな違いになってきます。

 

家計保障定期保険NEO就業不能保障プランのデメリット評価

死亡保障もついているため、大きな死亡保障が不要な人には不向き

働けない状態になったときにも支払われますが、死亡保障も一緒についてきます。死亡保障が不要な方は、就労不能保険に加入しておくのが良いでしょう。

重度疾病・重度介護保険料払込免除特則をつけていないと、5疾病重度介護家計保障給付金を受け取るような状態になっても保険料を払い続けないといけない。

この保険には、重度5疾病・重度介護給付金が支払われる際には、保険料の払い込み免除にはならず、保険料を払い続けないといけません。

別途、重度疾病・重度介護保険料払込免除特則を付加しておかないと、給付金を受け取る状態になっても保険料負担が重くのしかかってくることになります。

給付金の支払い基準が、公的介護保険制度に連動していない

多くの生命保険会社では、介護状態や障害状態になったときの給付金の支払い条件として、公的な制度(公的介護保険制度、国民年金法、厚生年金保険法など)と連動されています。

たとえば要介護2と認定されたら、生命保険でも給付金が受け取れるというように、支払い基準がわかりやすくなっています。

しかし、この保険では、約款に書いてある状態に該当してからの給付金支払いになるため、給付金が支払われる基準が明確ではないというのがデメリットになっています。

保障が65歳までしかない

特に自営業の方は、65歳以降も働く可能性があり、病気や介護状態で働けなくなった時の家計へのダメージが大きいものになっています。

この保険は65歳までしか保障がないため、65歳以降働けなくなった時に備えて、お金に余裕を持たせるようにするとよいでしょう。

 

加入済みの保険と今の生活や将来設計が合っているか見直すと⇛損が減ります

 

保険金が支払われないケース!出ない下りない【もらえない例】

ガンで給付金を受け取れると思っていたら・・・

料理教室を経営しているTさん、40歳もすぎたし、そろそろ乳ガン検診を受けないと、と思い、人間ドッグを受けました。

すると、小さいながらもガンが見つかります。すぐ入院し、病巣を切除する手術を受けました。入院はわずか1週間ほど。

その後はかかりつけ医で傷口のケアやその後の抗がん剤治療などを進めていくことになりました。

思ったよりも広い範囲を切除したため、傷の回復やその後の腕のリハビリなどに時間がかかりそうです。せっかくの料理も、重たい鍋を持つのが苦痛になってしまいました。

「そういえば、東京海上日動あんしん生命の収入保障保険に入っていたわ!毎月給付金がおりるから、仕事が減った分の補填ができそう!」と思い出したTさん、請求手続きをします。

しかし、保険会社からの支払いは、5疾病初期入院給付金のみ。想像していたよりも少なかったのです。

よくよく確かめてみると、この保険の重度5疾病・重度介護給付金の支払い要件は、ガンになったのち、ガンの治療で継続60日以上の入院またはどんな仕事にもつけない状態というものでした。

Tさんは、実際に料理するのが難しいものの、PC作業など簡単な事務仕事はできる状態です。

「ガンになったら毎月給付金を受け取れる」と勘違いしていたTさん、担当者の話をもっとしっかりと聞いておくべきだったと後悔しています。

幸い、別途ガン保険に加入していたため、治療費や生活費にすぐ困るようなことはありませんでしたが、友人たちには「保険の給付条件はしっかり確認しておくように!」と言って回っているそうです。

給付金の支払い期間を短く設定してしまったために・・・

家族で焼肉屋さんを営んでいるUさん、ある日、脳梗塞で倒れてしまいます。

入院は3カ月以上にもおよび、重度5疾病・重度介護給付金を受け取ることになりました。

毎月20万円を受け取ることができたため、家族の生活が急に困ることはありませんでした。

しかし、焼き肉屋のオーナーとして店にも立っていたUさん一人が欠けると店の仕事が回りません。

新しくバイトを雇って対処し、それでも足りないところはUさんの奥さんも店に入るようになり、多忙を極めました。

Uさんはリハビリのかいもあって徐々に回復してきました。

そして倒れてから1年後、保険の契約内容を確認して愕然とします。重度5疾病・重度介護給付金が、2年限定となっていたのです。

発病から1年たった今、給付金を受け取れるのは残すところ1年です。

そう、契約時に、「保険料を節約したいから」と、重度5疾病・重度介護給付金の支払い年数を5年ではなく2年に設定していたのでした。

今は給付金があるのでなんとかしのげるものの、翌年に給付金がなくなってしまっても家族は食べていけるのだろうか、と急に不安になりました。

幸いUさんは、子どもさんがすでに成人していたため、一家の家計の負担があまりありませんでした。

また、回復が早かったので、1年もすれば発病前くらいに働けるようにはなってきました。それでも無理はできません。

信頼できる人を店長にして、Uさん自身は店の経営に重点的に携わるようになりました。

給付金の支払い年数が短いだけでこんなにも不安になるんだろうか、とUさんはしみじみと思っています。

介護が必要になったのに・・・

経営コンサルタントとして働くVさん、60歳を過ぎてもバリバリ働いていました。

しかしある日突然交通事故によって頭を強く打ち、左半身がマヒ、リハビリしても回復せず、軽めとはいえ介護が必要になってしまいました。

Vさんの奥さんが公的介護保険の申請をし、さらにこの保険の給付金申請もしましたが、給付対象外でした。

というのも、ちょうど交通事故にあったのが65歳を少し過ぎてしまったころだったのです。

この保険は、65歳までしかかけられません。詳しく言えば、65歳になって以降に初めて迎える契約応当日の前日までがVさんの保障期間でした。

Vさんの誕生月は6月。そして、この保険は15年前の7月に加入し、契約応当日は8月1日でした。Vさんが交通事故にあったのが10月だったため、ほんの少しの差で保障が切れてしまっていたのです。

Vさんは65歳になっていたため公的な介護認定を受けられたものの、今までかけてきた保険は、保障期間が過ぎてしまっていたことになります。

Vさんは、小規模企業共済や、預貯金などの貯えがあったので、生活に困ることはありませんでしたが、もう少し長く現役で働けると思っていただけに、後悔だけが残ることになってしまいました。

また、仕事を廃業する際にも事務所を解約したり、引っ越しをしたりで思いのほか費用がかさんでしまいました。介護保障は、65歳以降も続くようなものがあれば…とVさんの奥さんは思うのでした。

 

約款から読み解く 保障内容と給付

給付

死亡、または高度障害状態の時に、死亡保険金または高度障害保険金を毎月受け取ることができる保険です。また、タバコを吸っていない人には、保険料が割引されます。

付加できる特約

5疾病重度介護家計保障特約

5疾病(悪性新生物・急性心筋梗塞・脳卒中・肝硬変・慢性腎不全)で所定の状態になったとき、または重度介護状態(常時寝たきり、または器質性認知症)により所定の状態になったときに保障されます。

ⅰ)5疾病初期入院給付金
5疾病で入院したときに、契約時に設定した月額死亡保険金の2倍の額が支払われます。(月額15万円で設定していれば、15万円×2=30万円を受け取れます)

ⅱ)重度5疾病・重度介護給付金
5疾病による就業不能状態が60日を超えて継続した、と診断されたとき、または重度介護状態が180日以上継続したと判断されたときに、重度5疾病・重度介護給付金を受け取ることができます。この給付金支払い期間は、2年または5年間です。

重度疾病・重度介護保険料払込免除特則

重度疾病・介護状態になったときに、以後の保険料の払い込みが免除になります。

ⅰ)悪性新生物と初めて診断確定されたとき、または心疾患・脳血管疾患で手術または継続20日以上の治療を受けたとき
ⅱ)急性心筋梗塞・脳卒中・肝硬変・慢性腎不全による所定の就業不能状態が60日を超えて継続したと診断されたとき
ⅲ)病気やケガによる所定の要介護状態が180日を超えて継続したと診断されたとき

5疾病・重度介護一時金特約

5疾病・重度介護家計保障特約の重度5疾病重度介護給付金の支払い事由に該当したとき、一時金が支払われます。

災害割増特約

不慮の事故や感染症で死亡、または高度障害状態になったときに、災害死亡保険金、または災害高度障害保険金が支払われます。

傷害特約

不慮の事故や感染症で死亡、または所定の身体障害状態になったときに、災害死亡保険金、または傷害給付金が支払われます。

参考:東京海上日動あんしん生命保険株式会社
www.tmn-anshin.co.jp/
参考:東京海上日動あんしん生命保険株式会社「家計保障定期保険NEO 就業不能保障プラン」
http://www.tmn-anshin.co.jp/kojin/goods_shibou/kakei_support/

執筆時点での著者調べ
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加入済みの保険と今の生活や将来設計が合っているか見直すと⇛損が減ります

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